2005年 12月 01日
これから美味しいカルチョーフィ |
その昔、留学時代に沢山のイタリアの食材との出会いがありました。今ほどイタリアの情報がなかったため、そんな経験がとても新鮮で、驚きと発見の毎日でした。当時、最も強烈な印象があったのがこの"carciofi"(カルチョーフィ=アーティチョークまたは西洋アザミ)です。10月頃から冬場~春にかけてスーパーや市場に大量に並び、イタリア人のマンマたちが値段と大きさをじっくりと見比べてどっさり買い占めます。植物のつぼみなので、このまま収穫せずにいると、ピンクがかった紫色のとても綺麗な花が咲きます。コレをどうやって食べるのだろう?というのが当時の私にとっての大きな謎でした。そして、アパートの大家さんに剥き方を教えてもらい、調理するようになり、以来、カルチョーフィは私が冬場一番好きな野菜です。
写真左:まず、カンボと呼ばれる茎の部分を切り取ります。この部分は皮を剥き、野菜スープの具にすると美味しい出汁が出ます。周りの、固い花弁の部分は、下の部分に親指を添えながら、パキッと上の部分のみ折って取り除きます(指をあてた部分は残るように)。
写真右:固い緑の部分をナイフで切り取り、先っぽの部分も切り落とします。この具合がなかなか難しく、残しすぎると固いし、剥きすぎてももったいないのです。
こうして剥いたカルチョーフィは笹切りにします。これを、ニンニク+オリーブオイルでちょっと炒め、白ワインを加えて、更に蒸し煮にして塩で味付けするだけで美味しい付け合せになります。
トマトソースで煮込んでパスタの具にしたり、ジャガイモや鶏肉と一緒に茹でてスープにしたり・・・カルチョーフィーを使ったレシピは沢山あります。
繊維が沢山含まれていて、ミネラルも一杯、消化にも良いそうです。肝臓にも良い成分が含まれているので、飲みすぎた日の翌日はコレが効きます。昨晩は、リゾットにしました。
「あちっ!」
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by lacasamia1
| 2005-12-01 18:36
| イタリアの食材あれこれ