2005年 12月 17日
フィレンツェでの出産~妊娠編 |
写真を整理していたら、3年前の今頃のこんな写真が出てきました。10月がお誕生日だから、生後2ヶ月ぐらいのユキちゃんです。洗面台でお風呂が出来るくらい小さかったんですね(笑)。
フィレンツェでの妊娠から出産までの様子は今まで書きとめたことがないのですが、忘れないうちに記録しておこうと思います(かなり忘れてしまった部分もあります・・・)。これらの情報が少しでも、これからフィレンツェで出産される日本人ママの役に立ってくれれば良いと思います。私が出産した時は、周りにあまり経験者が居なかったため、本当に試行錯誤でした。
まず、「???!!!」と思ったら、薬局で test per la gravidanza (妊娠検査薬)を買い求めます。尿で妊娠しているかどうかすぐに判るもので、使い方はいたって簡単です。
結果が「!!!」だったら、かかりつけのお医者さんから、尿検査の申請書を作ってもらいます。これを持って管轄の保健所に行き、尿検査をして、正式な結果を再びかかりつけのお医者さんの所へ持って行きます。
各保健所に必ずある、reparto gravidanza(妊娠科)へ行き、libretto di gravidanza(妊娠手帳)を作ってもらいます。この時に、必ず、全3回のエコー検査の予約を入れてもらいます。日本では毎月エコー検査がある病院もあるようですが、トスカーナの公立病院では合計3回と決まっています。ここで、産婦人科の先生の紹介もしてもらいます。私は、保健所で診察をしてくださる女性の先生を選びました。
保健所ではcorso di gravidanza といって、妊婦のためのエキササイズ、食生活に関するセミナー、子育てに関するセミナーなどが盛りだくさんの集まりがあります。イタリアで一番役に立ったのは、イタリア語の妊娠本です。妊娠から出産までの過程が判り易く図解されていて、普段使わないイタリア語の医学用語なども載っているので、看護婦さんや、お医者さんが言っていることを理解するのに役立ちました。
保健所では毎月、血液検査があり、その結果を、かかりつけの産婦人科の先生の所へ持って行きます。検診では、触診と体重測定などを行い、血液検査の結果を診ながら「もっと鉄分を取りなさい」などと指摘されます。食生活に対するアドバイスも頂きます。「妊娠中は生ハム、サラミ、パセリを食べないほうが良い」というのはイタリアならではでしょうか。
この時期、エルボリステリーア(ハーブのお店)をもっている友人からはフェンネルの種のハーブティ(便秘に効く)を薦められました。これは母乳が甘くなるということで、出産後も飲み続けました。アーモンドオイルも、お腹が段々大きくなってくると、妊娠腺予防のマッサージをするのに使います。
な~んて、3年前のことなのでうる覚えです。間違っていることなどがありましたら指摘してくださいね。毎日の育児に追われていると、とうの昔のような感じです。
海外での初産って心配事も沢山ありましたが、今振り返ると、「何とかなってしまうんだな~」と思います。重要なのは、ストレスなく、リラックスした穏やかな妊娠生活を送ることでしょうか。
長くなってしまったので、出産編は次回へ・・・
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by lacasamia1
| 2005-12-17 22:03
| フィレンツェでお産