今週は、シチリア旅行に出かけたご近所さんの留守の間、ニワトリの世話を任せられました。世話と言っても、水と餌をチェックして、朝、ニワトリ小屋を開け、夕方、既にちゃーんと小屋に帰ってきたニワトリの数を数えて扉を閉めるだけなのですが。
合計で7羽。3羽は普通の白いニワトリですが、雄鶏1羽を含む残りの4羽は
リボルネーゼと呼ばれる、リボルノ産のニワトリです。写真の中央は、オスのリボルネーゼ。羽の色がカラフルでお洒落さんです。
所で、このめんどり6羽は、若手チーム4羽と熟年チーム2羽で構成されています。さすが若手は毎日一羽1個のノルマをこなし、週に1日だけ休養を取りますが、熟年チームは、天気や気温によって産んだり産まなかったり。でも最近は、一日1個のノルマに近づきつつあります。
私は今まで、ニワトリは卵を産んだら温めるというのは本能的に知っているものだとばかり思っていたのですが、どうやらそうではないようです。養鶏場で生まれたニワトリたちは、卵を温めることを知りません。餌を食べるために、立ち上がったり、歩き回ったりしてしまうと卵のことを忘れてしまうのです。最近、ニワトリを増やしたいと考えたご近所さんは、山の反対側にある農家から、ベテランさんを借りてきて、「卵温め集中口座」を開くことにしました(ただ単に一緒のニワトリ小屋に入れるだけなのですが)。このベテランさんは、
ムジェッレーゼと呼ばれるこの地域一帯原産のニワトリです。一回り体は小さいのですが、卵はちゃ~んと温めて、春にはヒヨコが何匹も生まれるそうです。さてさて、このベテランさんの講習で、若手チーム、熟年チームは卵をかえすことが出来るのでしょうか?
次回をお楽しみに。