2006年 01月 09日
薪ストーブ・ゾッパス君を分析する |
何度かこのブログにも登場した薪ストーブゾッパス君。粗大ごみ置き場から、我が家へやってきたのが2年前。それ以来、彼ナシにはいられない私達です。
ここで、彼に「今年も宜しく」の敬意を込めて、日頃の活躍振りをご紹介したいと思います。
←が、居間の暖炉を除いて、唯一の我が家の暖房である薪ストーブ"zoppas"君(この薪ストーブのメーカー名です)。この煙突は、4階立ての我が家の各階を突き抜けて、各部屋を温めてくれます。ちなみに彼がいるのは、一番下のキッチン。
時計回りに左下が灰が落ちる場所、左上は薪を燃やす場所、右上はオーブン(2段)、右下は薪を乾かす場所。そして上面はコンロとして使えます。オーブンの部分には、温度計が点いているのですが、これがなかなか笑えます。「温度」ではなく、dolce(お菓子)、arrosto(ロースト)、pane(パン)という何ともアバウトな区分です。
ゾッパス君は、家を暖めながら、湯たんぽのお湯を沸かし、パスタのお湯を沸かしながら、パスタソースを作り、パンを焼きながら、洗濯物を乾かし(上に物干しを取り付けることができます)、栗を焼きながら、薪を乾かしてくれます。
朝一番の私の仕事は、ゾッパス君をおだてながら火をおこすこと。
まずは、灰が溜まる引き出しをお掃除します。ここが一杯になっていると火は点きません。
用意するのは、折り曲げたダンボール。新聞紙は火の点きは良いのですが、すぐに燃え尽きてしまい、燃えカスが邪魔になるため、私は、細い薪片に火が燃え移るまでゆっくりと長く燃えてくれるダンボールを使っています。
そして、薪の用意。割り箸サイズ、木の小枝サイズ、薪の4分の1、半分の薪と4段階の大きさを用意します。「焦りは禁物」。小さい小枝から徐々に火をつけていきます。
火をつけたダンボールを一番下に置き、様子を見ながら、細い木片を上にのせていきます。この時に、ダンボールと木片の間に丁度良い空間が出来るように、ふわりとのせるのがコツ。少しずつ木片の太さを太くしていき、写真右ほどになったら、ボンボンと半分に割った薪または細めの薪をそのまま入れることが出来ます。
いつもは5分とかからない作業ですが、雨が降ったり、湿気が多い朝はなかなか点かないこともあります。ダンボールを入れて、薪を入た後で、火が消えてしまったら、そのままつけようとせずに、一度、全部取り出して、最初からやり直します。
私も、便利な東京に居た時にはあまり意識しませんでしたが、夜間零下になる環境で、ガス、電気を使わずに室内の温度を15度以上に上げるということは結構根気と体力それに大量の薪が要るんですよ。
人気blogランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪
by lacasamia1
| 2006-01-09 22:23
| トスカーナ山暮らし