2006年 01月 23日
言い返せない悲しさ |
先日、仲の良い友人達と、いつもの様に遅くまで話をしていた時、友人のフランチェスコが、テレビで、日本の捕鯨船についてのドキュメンタリーを見たと言いました。彼からの質問は、日本では、何故、絶滅動物である鯨を捕ることが許されているのか?でした。ナチュラリストが多い、私達の仲間の中でも、特に動物保護に敏感な彼。海外にお住まいの日本人の方であれば、一度はこの話題を突きつけられたことがあるのではないでしょうか。欧米人は、仲良くなると、「角が立つからこの話題は避けよう」ということは余りしません。もしくは、私を例外と見た上で、でも日本人はどう思っているのか知りたいと思ってか、この話題を取り上げます。
もちろん、ヨーロッパ人も狩猟民族。今でも、狩りは1つのスポーツとして、規制はあるものの、一般的に行われています(私はいかなる狩りにも反対です)。鯨狩りも、イノシシ狩りも残酷さの度合いには変わりはないと思いますが、違いは、鯨は、頭数が増えているというものの、繁殖能力が低く絶滅の可能性がある動物であること、それに対して、イノシシは繁殖力が旺盛で絶滅の危険性がない動物であることです。ヨーロッパ人も鯨狩りの文化を持った民族でした。でも、これ程、動物保護に対する理解が深まった現代社会において、日本が捕鯨を続けていることがヨーロッパ人にとっては???なのです。
鯨狩りの残酷さを表に出したテレビ番組も、視点がかたよっていますが、それでも言い返せない悲しさ。唯一、私がひねり出した苦しい言い訳は、
「鯨の肉を好んで食べる日本人は少ないと思うし、聞いてみれば、それぞれの個人は捕鯨に反対だと思う。ただ、問題は、この現状をマスメディアが無関心であること、そして、政府が全く介入しないこと。だから、鯨狩りのシーンばかりに焦点を置くのではなく、その背景にある日本社会のメカニズムを突いていかないと、問題は明確に見えてこないと思う。」
でも、苦しい言い訳です。言い返せない悲しさ。
だって、行われてはいけないことなのだから。私も捕鯨には反対です。
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もちろん、ヨーロッパ人も狩猟民族。今でも、狩りは1つのスポーツとして、規制はあるものの、一般的に行われています(私はいかなる狩りにも反対です)。鯨狩りも、イノシシ狩りも残酷さの度合いには変わりはないと思いますが、違いは、鯨は、頭数が増えているというものの、繁殖能力が低く絶滅の可能性がある動物であること、それに対して、イノシシは繁殖力が旺盛で絶滅の危険性がない動物であることです。ヨーロッパ人も鯨狩りの文化を持った民族でした。でも、これ程、動物保護に対する理解が深まった現代社会において、日本が捕鯨を続けていることがヨーロッパ人にとっては???なのです。
鯨狩りの残酷さを表に出したテレビ番組も、視点がかたよっていますが、それでも言い返せない悲しさ。唯一、私がひねり出した苦しい言い訳は、
「鯨の肉を好んで食べる日本人は少ないと思うし、聞いてみれば、それぞれの個人は捕鯨に反対だと思う。ただ、問題は、この現状をマスメディアが無関心であること、そして、政府が全く介入しないこと。だから、鯨狩りのシーンばかりに焦点を置くのではなく、その背景にある日本社会のメカニズムを突いていかないと、問題は明確に見えてこないと思う。」
でも、苦しい言い訳です。言い返せない悲しさ。
だって、行われてはいけないことなのだから。私も捕鯨には反対です。
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by lacasamia1
| 2006-01-23 20:44
| 私の独り言