2006年 02月 27日
ご近所さん訪問 |

今日は我が家の方は、小雨が降ったり止んだりという肌寒いお天気でした。午後は、フィレンツェのカーニバルの行列に行く予定だったのですが、風邪気味のユキちゃんを薄着の衣装で連れて行くわけにも行かず、残念ながら予定変更。
我が家の窓から、いつもある1軒の農家の灯りが見え、いつか訪問したいと思っていました。下の村の新聞屋さんで、この農家ではチンタ・セネーゼというトスカーナの希少種の豚(お肉やサラミがとても美味しく有名な豚です)を養豚していて、サラミやハムを売ってくれると聞き、いつか訪れて見たいと思っていたのです。今朝、早速、親子三人で行ってみました。こうした農家は、"fattoria"(ファットリーア)と呼ばれ、オリーブオイルを生産したり、ワインを造ったり、畜産農家だったりと様々です。通常、ランチの時間帯(12時~15時まで)以外であれば、アポなしで訪れてOKです。
私達が着くと、「ボンジョルノ!」とおかみさんが笑顔で迎えてくれました。ニワトリは勿論放し飼い。雄鶏が3羽もいたので、アントネッロが、喧嘩しないんですか?とおかみさんにきくと、「放し飼いだからね~。それぞれのテリトリーがあるのよ。雌鶏も沢山いるし、自然に3グループに分かれて、それぞれ夜は自分達のねぐらに帰っていくのよ。1グループはあそこの杉の木に上がって寝るのよ」と、近くの杉の木を指差しながら答えてくれました。杉の木には、木の梯子がかかっていて、夜になると梯子に登って1羽ずつ上に上がっていくそうです(笑)。


写真左ユキちゃんも丸々太ったニワトリに大喜び。
写真右農家には必ず大型犬が居ます。犬は、狐やイタチから家畜を守るのに不可欠なのです。この子は、良く逃げ出してしまうそうで、去年、ふらっと我が家に遊びに来たことがあります。そっか~、ここの子だったんだ。パスタを1キロペロリと平らげて、このまま居ついてしまったら、我が家の家計は・・・と心配になったところ、2日後にふらっとまた帰って行きました。


サラミと頬肉の塩漬けを買って、おかみさんにお礼を言い、帰る途中で、ユキちゃんが「豚さんはどこ?」と質問。おかみさん曰く、豚も、羊も、赤ちゃんが生まれて見せてあげたいけれど、放し飼いなので、どこにいるか判らないとのこと。朝、納屋を開けるとさっさと出てきて、夕方暗くなると自分達で帰ってくるそうです。
帰り道、草を食べていた羊の親子を見つけました。
ユキちゃん「ひつじさ~ん」
羊「めえ~(突進)」


羊の顔写真が続きます(笑)。
羊「この子が今年生まれた子供でございます」


赤ちゃん羊。どんな動物もやっぱり赤ちゃんは可愛いですね。でも耳が可笑しい。

これが、今回購入した、salame(サラミ)とguanciale(グアンチャーレ=頬肉の塩漬け)です。グアンチャーレは噛めば噛むほど味が出て、パンチェッタよりも深い味がします。コレでカルボナーラをすると最高!サラミが400g、グアンチャーレが600gで、合計で20ユーロでした。もちろんどちらも、チンタ豚。
また、お天気になったら遊びに行きたいな♪
人気blogランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪
■
[PR]
by lacasamia1
| 2006-02-27 03:35
| トスカーナ山暮らし